板倉も、浅野も、W杯を諦めるな。強い気持ちでリハビリを!

 11月下旬に開幕するFIFAワールドカップ2022カタール大会が近づく中、ドイツのブンデスリーガ1部でプレーする日本代表の板倉滉と浅野拓磨の2選手が、相次いで膝の靭帯損傷を負い戦線離脱というショッキングなニュースが届いた。

 膝の靭帯損傷は、経験した人にしか分からない辛さがある。サッカー選手にとっては選手生命を脅かす怪我と言われ、たとえ復帰しても、怪我を負う前の感覚が最後まで戻らなかったという選手が少なくないという。小野伸二や小笠原満男などがそうだ。

 そんな私も、いまから4年ほど前に右膝内側側副靱帯断裂という大怪我をした経験がある。だから、板倉、浅野両選手のニュースを知ったとき他人事のように思えなかった。とにかく、彼らにエールを送りたいと強く思った。

 私の場合、まず1カ月以上の間は鉄のプレートの入った「装具」と呼ばれる固定具を付け生活。装具が外れても、次は膝が曲がるまで(正座ができるぐらいまで)、ひたすらリハビリの毎日だ。最初は90度ぐらいまでしか曲がらず、「一生このままなんじゃないか」と本気で思ったぐらい。絶望した…。

 結局、復帰するまで半年ほどかかった。早くサッカーがしたくて焦ってリハビリしたせいだろうか、膝のラインや太ももの筋肉の付き方は左右非対称になってしまった(これは本当に後悔…涙)。

 サッカーバカがサッカーができない毎日を過ごす。これ地獄です。安静にしていれば(患部を動かさなければ)回復はより早いのだけど、仕事があるから動かざるをえない。もちろん仕事にも支障がある。仕事が終われば、とにかくリハビリ。リハビリを怠れば、サッカーはいつまでもできないわけで。

 いま振り返っても、あのころの生活には二度と戻りたくない! そう強く、強く思う。

 そんなリハビリ中、膝の靭帯損傷についての情報を集めようとネットで調べまくったわけだが、その中で一つ支えになった言葉があった。日本サッカー協会(JFA)の公式サイト内にあるメディカル通信「第8回 膝関節靱帯損傷」の記事にあった言葉だ。

 《リハビリテーション期間中に大切なことは、「絶対にサッカーに復帰するぞ」という気持ちを忘れないことです。入院中はベッドサイドにスパイクやボールを置いて、常に触っていましょう。「絶対にサッカーに復帰するぞ」という気持ち、これが困難を可能にします。》

 サッカーがしたくてたまらない毎日。当時はとにかく心に刺さったなあー。

 だから、板倉、浅野の両選手にも強い気持ちでリハビリに取り組んでほしい。「絶対にW杯を諦めない」という強い思いで!!

by 北 コウタ
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