広島の「街なか」サッカースタジアムがいい! 東京・代々木公園の構想実現はいつに?
広島の新スタジアムは「原爆ドーム」から歩いていける
Jリーグ・サンフレッチェ広島が本拠地とする新しいサッカー専用のスタジアムが、2024年2月の開業を目指して建設準備に入るという。そのイメージ画像が公開された。
この新スタジアム、全国では珍しい都心に建てられる「街なかスタジアム」として期待されている。「市中心部から少し離れた場所」ではない。広島市街で最もにぎやかな地域にドーンと建てらるという。
数年前、原爆ドームを一目見たくて、一度だけ広島へ旅行に行ったことがある。宿泊先のホテルを出て、広島城、原爆ドーム、平和記念資料館などの観光スポットをぶらりと歩いて回った。
では「街なかスタジアム」はどこに建てられるのか?
地図で確認すると、建設予定地となる広島中央公園は広島城のすぐ隣にあった。ということは、広島旅行を計画するときにJリーグの試合日程と合わせれば、その日のうちに観光とサッカー観戦がセットで楽しめる。
これはすごい、そしていい! 試合を観た後に歩いてホテルに帰れるなんて、ちょっと信じられない。
5年前、ホリエモンは「六本木にスタジアムを」と言っていたが
東京23区内に長く住んでいるが(埼玉寄りの北の方)、都心にはJリーグクラブが本拠地とするサッカー専用のスタジアムがない。
FC東京と東京ヴェルディの本拠地である「味の素スタジアム」は調布市にあるし、町田ゼルビアの「町田GIONスタジアム」は東京西部の町田市とかなり遠い。また、どちらもサッカー専用ではないので選手から客席までの距離も遠い…。
だから、広島の「街なかスタジアム」がすごくうらやましく感じてしまった。
そういえば5年ほど前、ホリエモンこと堀江貴文氏がテレビ東京のサッカー番組『FOOT×BRAIN(フットブレイン)』に出演し、東京都心のサッカースタジアム構想について語っていた。彼がJリーグとアドバイザー契約を結んでいたころだ。
堀江氏は、埼玉スタジアム2002でのサッカー観戦体験を振り返った。「東京都心を夜6時ごろ出て、試合開始ぎりぎりになんとか着いた」「(混雑を避けるため)試合終了前に早めに会場を出なければならなかった」などの不便さを感じたという。だから、コアなサッカーファンでなければ「よし、行くぞ!」という気にはならないと指摘した。
確かにそうだ。私だって、味の素スタジアムや日産スタジアム(横浜市)までの移動はおっくうに感じる。行きはワクワク感でなんとかなるが、帰りは…。それで交通費もそこそこかかっている。